静岡でも珍しく雪が降ってびっくりしました。
写真を撮ろうとしましたが、すぐにやんでしまったため無理でした。
また雪が降ったら、写真を撮ってみたいと思います。
さて、今回は猫が年をとるとかかりやすくなる病気の慢性腎不全についてです。
慢性腎不全とは、長い期間をかけて腎臓の機能が低下する病気です。
腎臓の機能が低下すると、
正常尿がつくれなくなり、尿が薄くなります。
そのため、老廃物が効率よく排泄することができなくなり尿毒症をおこします。
尿毒症(体に老廃物がたまる)になると、嘔吐や下痢の消化器の病気、けいれんや意識障害などの神経の病気などがみられ、
命にかかわる危険な状態になります。
そんな怖い慢性腎不全は、なぜ猫に起こりやすいのでしょうか?
猫は肉食動物のため蛋白質を多く摂取する。
猫の祖先は砂漠に生息していた影響で猫は水を少ししか飲まない。
などの理由で腎臓にかかる負担が大きいためと考えられています。
なぜ年をとると慢性腎不全になってしまうのか?
腎臓の機能は加齢や腎臓の負担などで少しずつ低下していき、
腎臓の機能が1/4になると慢性腎不全になってしまいます。
慢性腎不全の猫の治療は?
残念ながら、一度失われた腎機能は元に戻りません。
食事療法(蛋白質やリンなどを制限した腎臓への負担が少ないフード)や皮下輔液や降圧剤の投与などをおこない、
病気の進行を遅くして、症状を抑えます。
そのため、病気を早く見つける事が重要になります。
慢性腎不全を早く見つけるには?
慢性腎不全の典型的な症状は多飲多尿です。
多飲多尿とは、水を多く飲んで、尿をたくさんだします。
また尿の色が薄いのも特徴です。
もしも、普段よりもよく水を飲んだり、
薄い色の尿をたくさん出したら、
近くの動物病院の先生に相談してください。
飼育棟での慢性腎不全対策は・・・
・毎日、すべての猫の尿の確認。(正常な尿か?尿の量は多くないか?)
・水を異常に多い量を飲んでいるか?
慢性腎不全の猫は水を多く飲むので、良く水を飲んでいるところを見かけます。
・もしも、薄い色の尿をしていたら、尿検査をします。
血液検査で異常がわかるのが腎臓の機能が約1/4以下になった時で、
尿検査で異常がわかるのが腎臓の機能が約1/3以下になった時なので、
尿検査のほうが精度が高いです。
・慢性腎不全の猫には、食事療法や皮下補液や降圧剤投与などの治療をおこない、
病気の進行をなるべく遅くするようにしています。
慢性腎不全と診断してから、2匹とも3年ぐらい経ちますが、とても元気です。
実年齢よりも若く見えませんか?
慢性腎不全は完治する事はできませんが、
症状をおさえ普通に生活することが出来る病気です。
少しでも早く気付いてあげてくださいね。


